精神科訪問看護ってどんなことするんだろう?
精神科訪問看護における看護内容は、一般の方々はもちろん、看護師等の医療従事者においても、十分に理解されているとは言いがたいのが現状です。
そこで、精神科訪問看護での看護内容についての概要をお伝えします。
精神科訪問看護での看護内容(例)
《生活技能訓練療法(SST)》
認知行動療法のひとつで、課題や目標を見つけ、それに対してどのような方法で達成していくか、行動理論に基づき具体策を考え実行する療法です。対人関係の発展や改善に効果的で「地域で生きていくための力」が身につきます。
《心理教育》
病気や薬、治療のことなどを経験豊富なスタッフがわかりやすくお伝えし(情報提供)、病気や障がいの影響で困っていること、悩んでいることへの対応策を共に考えていきます(対処法の習得)。利用者さまが主体的に療養生活を営めるようにサポート致します。
《認知症ケア》
認知症の方は、ご自分の体調の不調や気持ちを上手く表出することができないことがあります。ポプリでは利用者さまの言動のみならず、表情などからも、何を求めておられるのかを読み取れるよう研鑽を重ねています。また、それにより日々の生活がその人らしく充実したものになるようにご家族とも連携して支援させて頂いてます。
《リハビリテーション》
精神科訪問看護においても、歩行困難などの身体機能低下が問題となりつつあります。ポプリでは、リハビリ専門職と連携をとり、個々に適した運動プログラムを実践する事で、総合的な支援に取り組んでいます。
これら以外にも、病状や全身状態の観察、服薬管理、医学的処置等の一般訪問看護と同様の看護も行われます。